マイナンバーに見る政治の傲慢

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月刊The Liberty(2016年2月号)に『釈量子の志士奮迅(ししふんじん)ー世の中は変えられる!』の連載記事が掲載されました。今月号では「マイナンバーに見る政治の傲慢」と題して、ご紹介いたします。


マイナンバーに見る政治の傲慢

 全国の支援者と触れ合う中で、頻繁に耳にする声があります。「マイナンバー制度の話が、知らない間にどんどん進んでいる。不気味だ」というものです。

 各家庭には、総務省から一方的にマイナンバー通知カードが届いています。そこに自分の名前と「管理番号」が印刷されているのを見て、不安を覚えているというのです。

 不安になるのも当然です。ドイツでは、こうした共通番号制は憲法違反だとされています。

 背景には、歴史への反省があります。第二次世界大戦中、ナチスは、ユダヤ人に識別番号の入れ墨をし、指輪やネックレスを身ぐるみ奪って、そのままガス室に送りました。

 国民への一律の番号付けは、全体主義の象徴。多くの方が、本能的に危機感を覚えるわけです。

銀行口座もひも付けされる

 そしてマイナンバーの恐ろしい本性が現れるのは、これからです。

 2015年9月には、マイナンバーを「預金口座」や「特定健診の結果」などとひも付けできるという法改正が行われました。21年には、義務化も検討されています。

 政府が、国民の銀行口座の中身を完全に把握できるようになるわけです。

 その狙いは何か。ずばり、個人の資産に対する課税です…


続きはThe Liberty Web、もしくはThe Liberty(2016年2月号)をご覧ください。

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