「就職失敗」が理由 学生・生徒の自殺者数が急増

8日、政府が公表した24年版「自殺対策白書」によると、昨年の自殺者数は前年より減少はしたものの、いまだ3万人の大台に乗ったままで、特に大学生などの自殺は、前年比101人増の1029人、調査を開始した昭和53年以来初めて千人を突破しました。

http://sankei.jp.msn.com/life/news/120608/bdy12060823330006-n1.htm

なかでも「就職失敗」による10~20代の自殺者数は、平成19年の60人から23年は150人にまで増加しています。

 

97年に消費税が上がってから、景気がものすごく悪くなり、経済を苦にした男性の自殺が一気に増えました。

その後、日本経済は長い低迷期に入り、経済のパイが拡大することなく10年以上たちます。

そうして、今や「就職の失敗」を苦にした若者の自殺が増えているなんて、もう来るところまで来たとしいかいいようがないではありませんか。

政府、日銀、財務省の貧乏神政策のツケが、若者の夢を潰し、未来を奪っているのです。

 

個人のレベルでやれることはなんでしょうか。

もし友達が「死にたい」などと、自殺をほのめかしたらどうするか。

即座にやらなくてはいけないことがあります。

 

①「絶対に死んじゃだめ!」とその場で約束

自殺は絶対にダメです。

自殺は、お母さんやお父さん、親戚や友人、幼稚園や学校の先生、お世話になったり優しくしてくれた、たくさんの人たちを裏切る冒涜行為です。

「死ぬのも個人の自由」だなんて分かったようなことを言って、喜ぶのは悪魔です。

「完璧主義」の人、まじめないい子が自殺します。チャランポランな子は死ぬほど悩ません。

裏を返せば、完璧主義の人は「約束をよく守る」のです。

もし「死にたい」とほのめかしたら、即座に「ダメ!私悲しい!」と約束する。

その約束が、命綱になることもあります。

 

②話を聴く

イギリスの聖ステファン教会の神父チャド・バラーが自殺防止活動を始めたときのこと。

たくさんの人が教会に相談に来ました。

ところがチャド・バラ―のところに来た時には「死ぬのをやめました」と口々に言うというのです。

調べてみると、ボランティアが温かいまなざしの中でコーヒーを出し、話を聞いてあげるうちに、「死ぬのをやめた」という人が続出したというのです。

これは自殺防止の歴史の中で一番大きな発見だったといわれています。

話を聴くことで、相手を理解することができるます。

そして「理解する」ということは「愛する」ことと同義なのです。

 

③死んでも楽にならない事実を伝える

精神科の看護士さんから聞いたことですが、一番効くのは「死んでも楽にならない」「自殺では成仏できない」という霊的な事実を伝えることだそうです。

実際、自殺すると、寿命が来るまで成仏できません。

 

自殺をする人は、その一瞬「魔」が入ります。

その一瞬を乗り越えられたら、また歩き出していくことができます。

八割主義でいいじゃないか。人生、何度でもやり直せる。

生きていくうえでの挫折や失敗、あるいは人からの非難中小などに対する免疫力、抵抗力も、つけようと思えばついてきます。

もうダメだというときに、力強く引き上げる光の言葉を真心で届けてあげる人でありたいものです。

 

『大悟の法』第2章「罪を許す力」、この一冊に限りない慈悲を感じて人生を立て直した人たちがたくさんいます。