尖閣危機の先を見る

昨日の産経新聞「正論」に注目です。

ここ数日「尖閣危機」と題する連載が続いていた産経ですが、中国軍事専門家・平松茂雄先生の指摘はこれまでの識者とは違い、「尖閣危機の先」を指摘するものでした。

「軍事国家」中国が、具体的に何を準備しているのかを見れば、台湾、沖縄、そして日本占領まで本気で考えていることがうかがえます。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120612/chn12061203250002-n1.htm

産経新聞「正論」2012年6月12日「中国の目は既に太平洋の彼方に」平松茂雄

 

詳しくはぜひ上記リンクを見ていただくとして、中国がロシアから遠距離戦略ミサイル爆撃機「バックファイアC」の生産ラインを取得し、もう来年後半にも試作機が完成するという事実は、もっともっと広く知らされなくてはならないことでしょう。

この世界最速の爆撃機を中国は「轟-10」と呼び、これに通常爆弾と核ミサイルを搭載します。

行動半径は2880キロ、南シナ海、東シナ海、西太平洋海域で行動し米空母戦闘群の行動を抑制、これに「空母キラー」と呼ばれる「東風21-21D」による抑止力が加わる。

すでに中国は空母保有を想定したV字形の陣形で航行する訓練まで行っており、その一方で、米軍は沖縄を含む第一列島線から、第二列島線へと後退している――。

 

日本は、策源地攻撃など「攻撃的防御能力」を可能とする法整備を進めなくてはなりません。

その前に、「自分の国は自分で守る」という覚悟を、日本人全員が固めるられるかです。

映画「ファイナル・ジャッジメント」が持つメッセージの重要性は、ますます高まるばかりです。