隠岐の島・海士町を視察しました

6月2日、隠岐諸島の「海士町」を視察しました。
島に向かう内航船で、山内道雄町長の『離島発 生き残るための10の戦略』http://urx.blue/E0tm に夢中になってしまい、下船し損ねるところでした。
信号一つ、コンビニゼロの島のキャッチフレーズは「ないものはない」。
見事な“禅の一転語”です。
便利なものはないけれども、大切なものはすべてあるという“観の転換”が、海士町を脱サラIターンが活躍する注目の離島にしました。
現在384世帯566人のIターン移住者が、海士町に定住しています。
「給料は半分になったけど、500倍面白いです」と断言した30代Iターン氏の発言はガツンときます。

もう一つ、「海士町」で注目したいのが、統廃合寸前だった「県立隠岐島前高校」の復活です。
魅力化を図り「島留学」を打ち出すなどの取組みは、今や県外からも生徒が押し寄せて、生徒数は180人(半数が県外)。
公営塾「隠岐國学習センター」では、子供たちの夢を掘り起こし、未来を変える人づくりに燃えていました。

高校生の女の子に「学校はどう?」と聞くと、「楽しい!」と満面の笑みで、親御さんもこんな姿は何より嬉しいのではないでしょうか。
自然や食、何よりも壁を作らない気さくで楽しい「海士人」たちの魅力が、多くのリピーターを引きつけます。皆様もぜひ!