7月19日、写真は「今日の加計学園」です。
愛媛3区補欠選挙の記者会見の後、足を伸ばして見てきました。
森田こうじさんの立っているのは「しまなみヒルズ」という新興地域で、
このすぐ先に、クレーン車が林立し、建設途中の鉄筋のなかにゼネコンの職人さんが玉の汗で精を出しているのが見えます。
報道によると、18日に文科省の大学設置審議会が「実地調査」に来て、結果は8月末に出るようです。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn…
この「実地調査」ですが、大学設置審査プロセスの最終段階に行われます。
ここで仮に、土地も建物もなかったりすると、それだけでもちろん不認可。
つまり、建物を認可の「前」に建てないといけない。
このことは、マスコミも議員にも、あまり知られてません。
しかも、大学規模の建物は工事だけで1年以上かかります。
建築確認申請はその2ヶ月ほど前には出す必要があり、さらに設計も少なくとも数ヶ月はかかります。
このスケジュールのずれで生じる莫大なリスクは、文科省は一切負わず、認可申請する大学側がすべて負担することになる、とてもおかしな仕組みとなっているわけです。
24日には安倍首相も国会閉会中審査に応じますが、世論の情勢などの影響で、文科省が不認可にする恐れもあります。
もしそうなったとしても、何の救済措置もありません。
行政訴訟を起こしたところで、時間ががかるし、戦える体力など普通ないからです。
文科省は、天下りできるところだけを認可していましたし、文科大臣はパーティ券購入や寄付金を出したところだけを認可していました。
これを不条理とと呼ばずして何と言うのでしょうか。