石川県の能登半島です。
日本海沿岸に北朝鮮の木造船や遺体が相次いで漂着していますが、大和堆と呼ばれる漁場で違法操業をして転覆、漂着したものと見られています。
甚大な被害を受けている小木漁港を視察し、石川県漁協小木支所神谷総務部長からお話を伺うと、深刻な事態が見えてきました。
大和堆は、日本の排他的経済水域(EEZ)。
ところが3年前から、北朝鮮の木造船が侵入するようになったといいます。
日本の漁船は180t、北朝鮮の木造船はせいぜい10tの筏のような船。
この荒海のなか自殺行為ですが、同情などしていられないのは、1984年「第36八千代丸事件」の記憶が今もトラウマになっているからです。
当時、北朝鮮の警備艇が突然操舵室を銃撃し、船長は即死、残りの乗組員は拿捕され、罰金を払って釈放されました。
その時の恐怖が今でも残っており、漁などできないといいます。
結局、小木漁港のイカ釣り船は今、やむなく北海道沖の武蔵堆で操業していますが、大幅に水揚げも減っています。
しかし怖いのは、このままだと尖閣のように居座りかねないこと。
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