宮崎県本部での講演会の開催 2/23(日)

 2月23日(日)、宮崎市内のエアラインホテルにて、「日本の誇りを取り戻さんといかんちゃが」と題し、講演会および、パネルディスカッションを行いました。

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 今回の講演会では、映画「北朝鮮強制収容所に生まれて」の日本上映を前に来日した、申東赫(シン・ドンヒョク)氏との対談について話し、北朝鮮での人権侵害の実態についてお伝えいたしました。

 この映画は、生涯出る事ができないと言われる北朝鮮「完全統制区域」で、収容者同士による結婚によって生まれた申さんの壮絶な生涯を描いたドキュメンタリー映画です。

 生まれながらの「政治犯」として扱われた申さんの最初の記憶は、公開処刑の銃声の音で、食事はわずかなトウモロコシと白菜汁。空腹に苦しみながら6歳で炭鉱での重労働に繰り出されます。最も悲劇的なシーンは、家族同士の監視も義務付けられ、申さんは14歳の時に母親と兄を「脱走を企てている」と密告したところで、目の前で母は絞首刑に、兄は銃殺刑に処される部分です。来月、公開予定ですので、ぜひご覧いただきたいと思います。(映画「北朝鮮強制収容所に生まれて」の詳細はこちらへ)

 去る2月17日、国連人権委員会が北朝鮮の人権状況に関する報告書を発表しました。ここでは公開処刑や、外国人拉致など人権侵害の実態が明らかになりました。この50年間、北朝鮮で餓死した人は250万人、強制収容所で亡くなった方は、30万人を超えるといわれています。しかし残念ながら、北朝鮮を追及しようにも、国連常任委員会には中国が入っているために足踏みがつづき、改善の道筋が見えない状態です。

 講演会では最後に、私たち日本としては 「河野談話」白紙撤回など正しい歴史認識を取りもどし、日本だけではなく、世界の人々が手を取り合っていける世の中にしていくことを呼びかけました。

 

 今回の講演会にご参加いただきました宮崎県本部の皆さまには、心より感謝申し上げます。