ユネスコ記憶遺産 嘘が登録されたら誰の責任?(The Liberty連載)

釈量子
月刊The Liberty(2015年8月号)に『釈量子の獅子奮迅(ししふんじん)ー世の中は変えられる!』の連載記事が掲載されました。今月号では「ユネスコ記憶遺産 嘘が登録されたら誰の責任?」と題して、ご紹介いたします。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

ユネスコ記憶遺産 嘘が登録されたら誰の責任?

 5月26日に、フランス・パリにあるユネスコ本部を訪問いたしました。中国がユネスコ記憶遺産に登録申請している「従軍慰安婦」「南京大虐殺」の資料が不正であり、歴史のねつ造であるとする申し入れ書を提出するためです。

 申し入れ書には、趣旨に賛同された渡部昇一・上智大学名誉教授や国際エコノミストの長谷川慶太郎氏など、国内外の有識者45人が名を連ねてくださいました。この場を借りて、心から御礼申し上げます。

 帰国後の6月10日には、東京都内の日本外国特派員協会で記者会見を開き、報道陣の方々にも同様のお訴えをさせていただきました。

※記者会見映像:https://www.youtube.com/watch?v=uOJeIT8g8SQ

中国の嘘を証明する資料

 資料の不正とはどのようなものだったのか。最も象徴的なのは、慰安所の前で日本兵と女性が並んで立っている一枚の写真です。中国はこれを、「慰安婦の強制連行」の証拠として提出。写真の著作権は、中国の公文書館にあると明記してあります。

 しかし写真の原本であるフィルムを持っていたのは、福岡県にお住まいの産婦人科医の女性、天児都さん(80歳)。天児さんは、中国に写真の使用を許可した覚えはないとおっしゃいます。

 この写真を撮影したのは、天児さんのお父様である麻生徹男さん(故人)です。麻生さんは戦時中、軍医として中国に渡り、慰安所を巡回しておられました。娼婦たちの性病治療のためです。この事実は、軍による強制連行がなかったどころか、娼婦に対する医療行為が行われていたことを示しています。

 中国が提出した資料には、こうした不正がいくつも発見され、日本の「悪事」を示すような証拠は見つかりませんでした。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

続きはThe Liberty Web、もしくはThe Liberty(2015年8月号)をご覧ください。

liberty_201508