「安倍談話」で憲法改正は遠のいた(The Liberty連載)

釈量子
月刊The Liberty(2015年10月号)に『釈量子の獅子奮迅(ししふんじん)ー世の中は変えられる!』の連載記事が掲載されました。今月号では「安倍談話で憲法改正は遠のいた」と題して、ご紹介いたします。

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「安倍談話」で憲法改正は遠のいた

 戦後70年の終戦の日、幸福実現党の役員一同で、靖国神社に昇殿参拝いたしました。

 靖国で眠る先人たちに、心から哀悼の意を捧げた後、私は、境内に置いてある小冊子で紹介された、英霊の遺書をいくつか読み、彼らに思いを向けました。

「神州護持の大義に生く更に言うべきことなし 御指導を賜りし諸先生、先輩、同輩の方々、深く感謝を捧げます
最後に御両親様、御祖母様、弟妹の御健捷をお祈り申す」 (村上克巴海軍少佐)

 いつになく目に留まったのが、多くの英霊たちが、最期の言葉に「大義」という2文字を入れていることでした。それを見るにつけて、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

アメリカを善、日本を悪とする一方的な歴史観

 8月14日に安倍談話が閣議決定されました。その内容は、英霊たちの「大義」を、真っ向から否定するもの。日本が「新しい国際秩序への挑戦者」となり、進むべき針路を誤ったという、事実上、戦勝国側に正義があったとするものでした。

 しかし、本当に戦勝国側に大義があったのでしょうか。

 日本は、1929年の、世界恐慌以降のブロック経済化や対日ABCD包囲網の形成、アメリカによる石油禁輸などによって追い詰められ、1941年の日米開戦に至りました。戦後、米議会上院の委員会で、マッカーサーが、

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続きはThe Liberty Web、もしくはThe Liberty(2015年10月号)をご覧ください。

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