「日本占領」は荒唐無稽でもなんでもない

近未来予言映画「ファイナル・ジャッジメント」公開の今日、HS政経塾生たちと新宿西口で街宣活動をしてまいりました。

映画で描く「隣国による日本占領」…と聴いて、「さすがにそこまではしないでしょ」とつぶやきたくなるのが大方の日本人の感覚だと思います。

しかし、笑っていられるのも今のうちです。

意外にも、中国は“有言実行”の国で、一貫した戦略に基づき、実に合理的に動いているのです。

 

有言実行の実例として知らなくてはいけないのが、「核開発」です。

中国は、1950年の朝鮮戦争、インドシナ戦争、国民党政府軍との戦闘を通して、アメリカから「核」と「空母機動部隊」による威嚇を何度も受けています。

この屈辱に対して、毛沢東はアメリカに対抗するには核兵器を保有する以外ないと考え、「一皿のスープを皆ですすりあっても」「ズボンをはかなくても」人民に窮乏生活を強いながら、国家の総力をあげて核兵器開発に突入、そしてやってのけたのです。

 

1964年 ロプノール湖で最初の核実験に成功。(この時日本では「東京オリンピック」の真っ最中)

1966年 ミサイルによる核爆発実験を成功

1967年 水爆弾頭の爆発実験に成功

1970年 最初の人工衛星「東方紅」打ち上げ成功(これで中国の弾道ミサイルは実用段階に到達)

2003年 初の有人宇宙船「神舟5」打ち上げに成功(アメリカ本土を正確に核攻撃できる能力を備えたことを意味)

その後、宇宙開発はどんどん進み、今や宇宙戦争時代に向けて突き進んでいます。

10年、20年、30年、それ以上をかけてでも、国家戦略を実現してくる執念とバイタリティは、現代の日本人には理解しがたいものですが、これが「中華帝国主義」なのです。

 

中国の悲願は「台湾統一」です。

中国は、中国共産党100周年の2021年までに必ず行動するでしょう。

その時、台湾は、日本は、どうするのか?

李登輝総統の時のように、アメリカが台湾海峡に第七艦隊を出して守ってくれるとは限りません。

すでにアメリカは、自国の若者の血を流しても世界の警察を標榜する強いアメリカから、孤立主義に移行しつつあります。

また、もし日本がアメリカの支援に回ろうとすれば、中国は日本に核を落とすと脅すでしょう。

台湾は、一発の銃弾も使うことなく中国に吸収される可能性が色濃くなってきています。

台湾が取られたら、日本のシーレーンは完全に抑えられ、石油が入ってこなくなります。

「石油の一滴は血の一滴」です。

 

中国は台湾統一時に向けて、来たるべきアメリカとの対決に向けて、着々を準備を進めています。

日本に残された道は、幸福実現党の国防政策に尽きます。

「幸福実現党 主要政策」

http://www.hr-party.jp/inauguration/agenda01.html#top03