月刊The Liberty(2015年12月号)に『釈量子の獅子奮迅(ししふんじん)ー世の中は変えられる!』の連載記事が掲載されました。今月号では「経営者が感じる統制経済の足音」と題して、ご紹介いたします。
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経営者が感じる統制経済の足音
アベノミクスという威勢のいい景気浮揚策をぶち上げ、一見、景気を回復させたように見えた安倍政権の経済政策ですが、ここ数カ月は、株価の腰折れに象徴されるように、何だか元気を失っているようです。
その理由を考えてみると、最近の経済政策が社会主義化していることに原因があるように思えてなりません。
最低賃金のせいで給料を上げられない
例えば、「景気を底上げする」という名目で行われた、「最低賃金の引き上げ」です。
ある小売チェーン店の経営者は、「最低賃金が上がって、人件費がかさみ、『頑張っているから時給を1000円に上げてあげたい』という従業員の給料を、上げられなくなった」と訴えてきました。
表面上の平等を追いかけたことで、頑張っている人に報いることができなくなったと言うのです。これでは国民はやる気を失いますし、結局、国民全体の給料も上がりません。
「財政再建」を名目とした「消費税率引き上げ」も、統制的です。売上(税収)が不足しているからと言って、値上げ(増税)をするなどというやり方は、通常の市場経済では通用しません。
そうでなくても多くの経営者は、厳しい競争で必死の努力をしているのに、強制的に税金を巻き上げられるのです。
「経営への打撃が大きすぎる。自助努力の限界を超えている」と嘆く経営者も…….
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