「アー・ユー・ハッピー?」WEBサイトに、連載記事【釈量子のライジング・サン】が掲載されましたので、その一部を転載いたします。
景気低迷と婚活ブーム
長期にわたる不景気の中、「稼げる男を見つけたい」という婚活ブームが熱を帯びています。国税庁によると、サラリーマンの平均年収は平成9年を境に下がり続けており、この17年間で約52万円収入が減ってしまいました。その背景には、日本自体が「稼げる国」ではなくなっている現実があります。この25年間、GDPはほぼゼロ成長。今年度のGDPがついにマイナス成長になる可能性も高まっています。
また「稼げる男の職業」というと、地方では市役所や県庁の職員が女性に人気であるという話も聞きます。公務員の給料は民間の約1.5倍と言われていますが、そもそも公務員の収入は国民や企業の税金でまかなわれているもの。公務員こそ「稼げる男」という考え方ではなく、自ら富を生み出す“起業家精神”を持った人を増やさなくては、日本全体の富は増えないのです…