日本の政治家に「道」はあるか? ー釈量子の獅子奮迅(The Liberty連載)

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 月刊The Liberty(2015年3月号)に『釈量子の獅子奮迅(ししふんじん)ー世の中は変えられる!』の連載記事が掲載されました。今月号では「日本の政治家に『道』はあるか?」と題して、ご紹介いたします。

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日本の政治家に「道」はあるか?

 年の始めに、日本の国技「大相撲」を東京・両国国技館で観戦して参りました。生で見る力士同士のぶつかり合いは、テレビで観るものとはまるで違って、大迫力でした。

 力士が悠々と土俵に上がり、体を叩いて気合を入れ、塩を天井高くまで投げ上げる――。それだけで客席がどよめきます。

 力士同士が土俵に拳をつけて立ち合い、睨み合います。行司の合図と共に、両者は一気にぶつかり合い、一瞬で勝負が決まっていきます。

 終盤に差し掛かり、横綱同士の「取り組み」となると、会場の空気はさらに張り詰めたものとなります。にぎやかな会場は一転、土俵に吸い寄せられるように静まりかえります。第69代横綱の白鵬関が、土俵脇で目を瞑って精神統一している姿は、まさに神懸かっているようで、全身に鳥肌が立ちました。

 相撲は技を見るものではなく、気迫を感じるものだと思いました。

日本の誇りを守るのが横綱の「相撲道」

 さて、この尋常ではない気迫はどこから来るのでしょうか。 「相撲道」という言葉があるように、相撲は技や勝敗よりも、「道」を求めます。厳しい稽古や礼儀作法、取り組みなどを通して、自分の精神を陶冶していくのです。相撲道は武士道を体現しているとも言われます。

 さらに、相撲道の頂点を極めた横綱は、「日本のため」に相撲を取る意識を持っています。  第65代横綱の貴乃花親方は、「相撲の道を志すものは、『強くなりたい』という思いと同時に、『日本の伝統文化を守る』という強い意志が必要」と語っています。

 賭博や八百長などの不祥事で相撲界が揺れる中、白鵬関も「横綱としていい相撲を見せることで、何とか相撲を守りたい」という一心で取り組みをしていたそうです。道に精進する姿を見せることで、日本の心や誇りを守る――。その思いが、横綱の「取り組み」から伝わってきたような気がします。

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続きはThe Liberty Web、もしくはThe Liberty(2015年3月号)をご覧ください。

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