幸福実現党党首 釈量子
◆菅政権は中国の甘言に騙されるな
米国抜きで合意された「東アジアの地域的な包括的経済連携(RCEP)」発表後、アメリカのニューヨーク・タイムズやウォール・ストリート・ジャーナルは、「米国への挑戦」と報道しました。
日本が経済的利益のみを求めて、日中関係を深めていくことが、同盟国である米国に誤ったメッセージを送っていることに気づく必要があります。
さらに、再度のウイルス上陸に関しても、警戒すべきです。
中国の感染状況もあまりに整い過ぎた数字に騙されてはならないと思います。コロナパンデミックの発生源である中国からの来日がフリーパスになるというのは、きわめて危険です。
菅政権は、中国の甘言に騙されてはなりません。
香港では11月11日に民主派議員が議員資格を剥奪され、15人の民主派が抗議して一斉に辞任するということがありました。
これに対し、「ファイブ・アイズ」と言われる米国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの5カ国も共同声明を発表して強く抗議しています。
そして中国は、「目を突かれて、失明しないように気をつけよ」と、えげつない言葉で脅しをかけました。
11月23日には、周庭氏や黄之鋒氏らが有罪となり、収監されています。
日中の経済関係の深化を目指すならば、中国共産党による政治的自由などの人権弾圧を認めたに等しいと思います。
中国から日本への秋波は、「対中包囲網」崩し以外の何物でもありません。バイデン政権になったとしても、日本は日米同盟を堅持しなくてはなりません。
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