米英豪の新軍事同盟AUKUSオーカスで対中包囲網強化へ【前編】

(9月24日収録)

幸福実現党党首 釈量子

◆米英豪のAUKUSで中国包囲網強化へ

米英豪は9月15日、3カ国による新たな軍事同盟AUKUS(オーカス)創設を発表しました。

AUKUSとは、米英豪3カ国の頭文字から生まれた名称です。軍事面だけでなく、サイバーや量子技術など最先端技術の分野でも協力することになっています。

AUKUS創設のポイントは3点あります。

(1)クアッドを補強する「軍事同盟」

一点目は、日米豪印のクアッドを補強する「軍事同盟」です。

アメリカが主導し価値観を共有する英国やオーストラリアと連携して、安全保障面から中国を抑え込むことが狙いだということです。

中国包囲網の枠組みとして、日米豪印のクアッドがありますが、その中身は、コロナワクチンの安定供給や気候変動への対応に止まっており、軍事同盟まで至っていないのが現状でした。

中国が一番恐れているのは、クアッドが「アジア版NATO」として軍事同盟に発展することです。だから、中国はクアッドに関して、「古い冷戦思考だ」といつも批判しているのです。

今後、軍事同盟としてAUKUSが機能することによって、クアッドの弱点を補強し、中国包囲網を強化することができます。

日本やインドまで加盟国が広がれば、中国包囲網は一層強化されるだろう。日本も近い将来の加盟を見越して、より一層連携を強化すべきです。

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