幸福実現党党首 釈量子
◆大停電の背景
3月22日、季節外れの大寒波の中、電力が足りなくなり、あわや200万~300万の大停電かという事態にまで発展しました。
規模でいうと、一時405万戸が停電した2011年の東日本大震災に次ぐ規模でしたが、多くの事業者や個人が節電の呼びかけに応え、今回は最悪の事態を回避できました。
今回の電力不足の直接的な原因は、3月16日の夜遅くに発生した福島県沖地震です。
一時は14基の火力発電所が停止し、新地火力発電所の出力100万kWや広野火力発電所6号機の出力60万kWなど合わせて647.9万kWの電力が失われました。
現場の懸命な作業で8基分が復旧しましたが、22日時点では、334.7万kW分が動かすことができませんでした。
これに加えて、横浜市の磯子火力発電所1,2号機が、地震とは関係のないトラブルで19、20日と相次いで停止しました。
これで失われた発電の供給力は、それぞれ60万kWで合計120万kWです。つまり、合わせて450万kW以上の火力発電が動かない状態となっていました。
電力は地域間で融通し合いますので、東北での停止は東京にも影響します。
こうした背景で、東京電力は、22日の8時から23時に累計で6000万kWhの節電を要請しました。これは想定された需要に対し、10%の節電になります。
続きはこちらからご覧ください。
マスコミが報じない「電力需給危機」のなぜ【前編】
http://hrp-newsfile.jp/2022/4236/
マスコミが報じない「電力需給危機」のなぜ【後編】
http://hrp-newsfile.jp/2022/4238/