【露朝首脳会談】軍事協力の本格化で北朝鮮の脅威が現実化する

幸福実現党党首 釈量子

◆国連には従わないという両国の意思表示か

会談内でプーチン大統領と金正恩総書記が握手をする1時間前、北朝鮮から2発の弾道ミサイルが発射され、日本の排他的経済水域の外に落下しました。

弾道ミサイルの発射は、国連安保理決議で禁止されていますが、国連安保理の常任理事国として当事者のプーチン大統領は、「お会いできてうれしいです」と金氏に話しかけています。

プーチン大統領が弾道ミサイル発射を事前に知らされていなかったとは考えにくく、会談直前という発射のタイミングも計画的なものであると考えざるをえません。

さらに言えば、国連の決定には従わないという両国の意思表示とも取れます。

◆露朝の軍事協力の本格化

首脳会談での具体的な合意内容は明らかになっていませんが、人工衛星や潜水艦など、ロシアから北朝鮮に対する技術協力について話し合われた可能性があります。

プーチン大統領は、「北朝鮮の人工衛星開発を支援するか」という記者からの質問に、「そのためにわれわれはここにいる。(金正恩氏は)ロケット技術に大きな関心を示しており、宇宙開発も進めようとしている」と答えています。

7月にも、ショイグ露国防相が北朝鮮を訪問しており、両国の防衛協力を強化する考えを表明しています。

カービー米戦略広報調整官は今月13日、「もし、なんらかの武器の取引が行われれば、北朝鮮はアメリカや国際社会からしっぺ返しを受けることになる」と警告を発しており、一連の露朝接近に対してこれまで以上に警戒を強めなければなりません。

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