東大の五月祭に呼ばれて、行ってまいりました。まず冒頭40分、矢内筆勝党首から講話を行い、その後私から35分ほど講話、質疑応答を行いました。
「最高学府」
この言葉はいま「大学」を意味しますが、明治30年に京大ができるまでは、東大は唯一の大学、最高学府でした。
そうした意味で、家族の期待を一身に背負いながら、厳しい勉強に打ち込んできた学生さんたちには、自負があると思います。
自分一人が心穏やかに幸福を満喫できればよいという小さな幸福では終わらないという志であり、「お返しの人生だ」という感謝の心です。
「常識」が崩れていく時代
そんな学生の皆さんに、ぜひとも学問の核にある「真理の探究」を目指してほしいとお話しました。
価値観が大きく揺さぶられる時代に入ってきた今、「常識」が崩れてきているわけです。
特に、東大が「教科書に載っていないこと」に対する探究心を捨てたら、終わってしまいます。
東大生があきらめたら終わり
また折しも、北朝鮮が短距離ミサイルを発射。
飯島参与が北朝鮮から帰国したばかりの日です。
なめられているわけです。
こんな状況でも、「どうせあたりっこないよ」「攻めてくるわけないでしょ」なんてことを東大生が言うなら、やはり、日本は終わってしまいます。
何かあったとき、最後、誰が日本を守るのか?
日本という国に対する責任を感じていただきたいと、心からお願いしました。
この国を救う志士であれ
「このままでは国が滅びる」という若者たちの危機感から始まったのが、明治維新です。
この国を守ってきてくれた先人たちのためにも、未来に生れてくる子供たちのまなざしを感じながら、東大生には、どうかこの国を救う「志士」であっていただきたいと思います。
会場は立ち見の出る盛況ぶりでした。
お越しくださった皆様、ほんとうにありがとうございました。