今日(6月1日土)、エベレスト登頂60周年を記念した「大ネパール展」が東京タワーホールで開催され、オープニングセレモニ-とレセプションに行ってまいりました。
1953年にテンジン・ノルゲイ・シェルパとヒラリー卿の初登頂から60年目の今年、それもちょうど一週間前の5月23日に、三浦雄一郎さんが80歳7か月でエベレスト登頂に成功しました。
その三浦さんが元気な姿を見せると、会場から一斉にフラッシュがたかれました。
三浦さんの前向きな明るさやバイタリティー、人間的魅力には、誰もが引き込まれます。
さすが「神の住む山々」ヒマラヤに愛された男です。
しかし、私が今日一番印象的だったのは、三浦さんのこの言葉です。
「いずれまた、この記録をさらに破り、人間の可能性を示してくれるだろうと思う」
こんな言葉を聞いたら、誰もが「自分にとっての挑戦とは何だろうか」と問いかけを始めるのではないでしょうか。
そして肌の色の違いや言語の違いを超えて、エベレストに挑むように、人類はあらゆる挑戦を永遠に続けていくことでしょう。
80歳で夢の実現を果たした男。
でもそれだけでは終わらない「永遠の挑戦者」の本質を、三浦さんに垣間見た思いがしました。