本日は、九州での決起大会の後、博多駅前にて街頭演説をおこないました。
雨の降る中ではございましたが、多くの方々が足を止めてお聞きくださいました。感謝申し上げます。
さて、有権者の皆様のお話を聞かせて頂いていると、
「なぜ、幸福実現党は比例で42人もたてるのか?」
というお声をいただきます。
ごもっともでもあると思うのと同時に、新たに政治を志す者にとって、あまりにも高すぎるハードル、参入障壁があるということをご存じない方も多いのではないかなと考えさせられます。
例えば、上記の質問にお答えするとすれば、私たちのような新しい政党の場合、公職選挙法により、
「比例で一人だけ出したくとも、 ブロック定数の2割の人数を揃えないと出れない」
決まりがあるのです。
東京比例ブロックは定数17名なので、4人の立候補が求められます。近畿比例ブロックであれば、定数29名なので、6人の立候補が必要になるわけです。
これでは、出馬人数が少ない政党には圧倒的に不利です。というよりも、立候補者が定数の10分の2以上揃えられなければ、1人も出れないわけです。
小選挙区にも大きな弊害があります。
「地盤、看板、カバン」とはよく言ったもので、小選挙区は狭い地域で、当選人数が1人のみという、3バンに根付いた独占を生みやすく、新参者にはこれもまた圧倒的に不利な選挙区制度です。
また、選挙には供託金制度というものがあり、小選挙区は300万円、比例区は600万円の供託金を求められます。
こうなると、税金を使って選挙をしている既存政党とのハンデは、かなり大きいものになってしまいます。
ちなみに、選挙区と比例との重複立候補も出来ません。
是非、皆さまにはこのような、高い参入障壁が、皆さまの声が素直に国会に届かない理由の一つであると知っていただきたいと思います。
「増税は嫌だけれども、政権与党が必要だというなら仕方ないか。」
選択肢が少なくなればなるほど、そんな「仕方ないか」ばかりになります。
むしろ、選択肢が増えるほど、議論が増え、政治はもっと面白い、有権者にとって意味のあるものになっていくのではないでしょうか。
「この国にもっと自由を」
政治の場に、自由の風が求められています。
たとえ「悪法」の下であっても、逆風のなかでの戦いであっても、「自由の創設」のために正論を訴える。それが、幸福実現党です。
熱い熱い、冬の選挙戦はこれから正念場です。
一所懸命、戦ってまいります。