“失われし祖国”への思いが、日比谷公園大音楽堂に集まった2500人の胸に響きました。
昨日の「5.3憲法を変えて日本とアジアの自由を守る!国民集会」
デモ開催報告⇒http://www.hr-party.jp/new/2012/23946.html
東トルキスタン(現、新疆ウイグル自治区)出身のトゥール・ムハメットさん
主催者の矢内筆勝氏が、田町駅で街宣活動をしていた時に出会ったそうです。
「田町駅で『東トルキスタン』という言葉が耳に入ったんです。なんだろうと思ったら、車の上で、矢内先生が一生懸命に話をしている。
思わず駆けつけて、車の前で最後まで聞きました。
ほんとうに素晴らしい話でした。
こんないい話をしているのになんで日本人は聞かないのかと思いましたよ」
ムハメットさんから「グルジャ事件」について聴きました。
現新疆ウイグル自治区のグルジャ(伊寧)で、1979年2月5日、無実の罪で逮捕されたウイグル青年の釈放を要求し民衆がデモを行いました。
このデモ隊に対して、公安警察、武装警察は過酷な弾圧を加えました。
驚くことに、多くのデモ参加者を逮捕し一箇所に集め、気温マイナス10度とも20度ともいわれる極寒の中、彼らに対して放水し、凍死させたというのです。
これは虐殺です。
ムハメットさんは、「中共は決して銃を下ろすことのない悪魔だ」と警告します。
それはムハメットさんがムスリムとしての信仰を堅持し、神に対立するものを知っているから出てくる言葉です。
「ムスリムは死んだときに神に認められるかどうかを常に考えます。神に自らのすべてを開き、悪魔から遠ざかることを、日々祈るのです。」
信仰を持つ人間にとってこうした声は、痛いほどよく分かります。
「日本は我々の希望です。皆さんがやっていることは正しい。どうか戦ってほしい」
ムハメットさんの声に、宗教政党の存在意義を深く自覚させられます。
日本とアジアの自由と魂の尊厳のために、ともに戦ってまいりましょう。