中国のミサイル発射陣地については、その存在はアメリカ軍も正確には掴んでいませんでした。
それが今回、グーグルアースで話題になっていた例の場所に存在していたのです。
これには本当に衝撃を受けました。
かつて「資本主義の核は大量殺人兵器であるが、社会主義の核はきれいだ」という論調が平然と語られていましたが、それは今のマスコミにもずっと続いているのでしょう。
1996年、CTBT(包括的核実験禁止条約)の締結前に、フランスと中国が駆け込みで核実験を行った時、フランスに対してのみ抗議の声を上げ、ムルロア環礁での核実験に反対すべく、南太平洋まで行ってデモに参加した日本の閣僚がいました。(大蔵大臣、竹村正義氏)
しかし同時期に中国が行った核実験は、アメリカに届く「東風」に小型化した核の搭載を可能としました。
日本に中国の核は決定的な問題です。
しかしそれがなぜか日本ではほとんど語られません。
日本の原発には反対しても、中国の核について語られません。
マスコミが現実をありのままに直視する正直さを失ったらおしまいです。