中国の「一人っ子政策」の悲しすぎる現実

女性なら、あまりの衝撃にしばらく考え込んでしまうかもしれません。
中国の「一人っ子政策」の現実です。

http://www.ntdtv.jp/ntdtv_jp/society/2012-06-11/784694631251.html
作家馬健「中国女性が経験した強制堕胎」(新唐人テレビ)

イギリス在住の作家・馬建氏が、ロンドンで、ある福建省の女性を取材した体験を語っています。

彼女は自分の店から連行され、ドアを掴んで必死の抵抗をしたものの、数名の男に連行されました。

そして強制的に堕胎させられ、子供を一目見せてとお願いしても「すでに死んだのに何を見るのか」と言い放たれたといいます。

 

一人っ子政策の奥で行われている「強制堕胎」など女性の意思に反する「医療行為」は、「拷問」といっても言い過ぎではないでしょう。

アメリカに脱出した盲目の人権活動家・陳光誠氏も、逮捕のきっかけは「一人っ子政策」に対する訴訟でした。

強制中絶で健康を害したり、命を落とする女性を守ろうとしたのです。
「全ての女性の子宮が国有企業に変わっている」という馬氏の言葉通り、中国では自由に赤ちゃんを産むこともできず、人間は本質的に機械と同じように扱われています。

中国は、世界で唯一男性よりも女性の自殺が多い国として知られてきましたが、母性の抑圧など、女性が価値喪失で絶望しやすい国なのでしょう。

一人っ子政策は、国家による母性の否定にほかなりません。

 

映画「ファイナル・ジャッジメント」のテーマの一つが、唯物論国家への警告です。

「宗教をアヘン」と言う国は、人間としての尊厳の根拠が示せません。

だから人間観が非常に希薄で、拷問、粛清、虐殺、強制堕胎など、非道極まりないことを平気で行えるのです。

今もなお中国がなしている「現実」を正視した時、日本が何をなすべきかが見えてくると思います。