武漢ウイルス研究所流出説に新事実【後編】

幸福実現党 釈量子

◆中国のウソが暴かれた

前編では、「エコヘルス・アライアンス」が米国防総省の防衛先端技術計画局、通称「DARPA」に対して、1400万ドルの助成金を申請した際に作成された申請書「Project DEFUSE」があることを紹介しました。

その研究目的を見ると、「アジアでSARS関連のコロナウイルスが流行る可能性があるので、そのリスクを取り除くこと」と書かれています。

また、「武漢研究所の研究員に莫大なサラリーを支払うとか、アーリントンにあるDARPA本部に研究者を招待する」など、「エコヘルス・アライアンス」と武漢研究所の密接な関係が明かされています。

この計画のパートナーとして、武漢研究所の石正麗氏、通称バット・ウーマンも掲載されています。

主な研究内容は、「コロナウイルスの遺伝子を操作して変種を作り、雲南省のコウモリが生息している洞窟でそのウイルスを噴射し、コウモリが感染する様子を観察する。そして、それらのウイルスが人間にもたらすリスクを評価する」というものです。

しかし、最終的に、DARPAはこの申請を却下しました。

「Taiwan News」によると、トランプ政権の時に国務省でコロナ起源調査チームの責任者だったデイビッド・アッシャー氏は今回の申請書類を見た後、次のように指摘しました。

「今回の文書から得られる最大の発見は、新型コロナウイルスに見られる極めて特異な遺伝子配列の特徴を裏付ける状況証拠を示していることだ。」

「新型コロナウイルスの最も稀な特徴は「アミノ酸配列」である。これにより、人間への感染力が高まるからだ。」

さらに、「中国はエコヘルス・アライアンスと協力して、世界的なウイルス・プロジェクトに取り組んでいる。コロナウイルスの病原性を進化させるための研究を行うために、中国政府は予算を付けている。」

「今では、石正麗氏が研究している武漢研究所で、人工的に新型コロナウイルスが作成されたという証拠がある。中国のウソは暴かれた。」

これらの状況証拠が報道されるにつれ、更なる情報開示を求める声が強くなっています。

9月23日、共和党の下院議員マイク・ギャラガー氏は、「ドラスティック」の報告を見て、「新たな文書は、新型コロナウイルスの武漢ウイルス研究所流出説を裏付けるものだ」と主張しました。

さらに、「歴史上例を見ない、過去最大の隠蔽が行われていた可能性がある。私たちは核心に迫らなくてはならない」と断じ、「エコヘルス・アライアンス」や「情報機関」に対して、全ての関連書類を公開するように要求しました。

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http://hrp-newsfile.jp/2021/4168/