遠隔透視=リモート・ビューイング
通常の情報伝達手段を使わずに、遠くにあるものを感知することのできる超常的な能力のこと。アメリカではリモート・ビューイングの研究が盛んで、湾岸戦争の際には、CIAが、超能力者を使ったリモート・ビューイングを駆使し、軍事情報を収集したことが知られている。
今回、大川隆法総裁の遠隔透視(リモート・ビューイング)で中国の核基地が発見された場所は、中国の奥地、新疆ウイグル自治区のクムル地区です。
ナスカの地上絵のような、謎の建造物がグーグル・アースに写り込んでいたことで、メディアに採り上げられて話題になりました。空港の滑走路のような建造物の周囲に、「8」の字のような模様が多数点在しています。
実はこの「8」の字に見えるマンホールのようなものは、ミサイルの発射口で、そのフタの中を100メートルほど下に降りて行くと、核弾頭を積んだミサイルがあることが分かりました。多くはアメリカを狙ったものでしたが、東京、大阪、名古屋、広島、神戸などの日本の主要都市に照準を合わせた核ミサイルも確認されました。
中国の核基地がどこにあるかというのは、米軍をはじめとして、世界中が血眼になって探してきたわけですが、それがこのような形で明らかになったことは、衝撃でした。
中国の自信の根拠は「核兵器」
中国という国を考える時、忘れてはならないのは、日本と中国とでは、安全保障に対する考え方がまったく違うという点です。
日本は、自国の安全は日米安保条約で守られてきたので、国防については何も考えずに、経済発展のみを追求してきました。
一方、毛沢東は建国にあたり、「アメリカに届くミサイルを完成する」ことを国の目標として定め、「一皿のスープを皆ですすってでも、ズボンを履かなくても核を作る」という強い思いで、核兵器の開発を決意しました。
以後、中国はいくら指導者が交代しても、また日中国交正常化やパンダ外交など、一見、良好な関係が築かれているように見える時であっても、この毛沢東の戦略目標を踏襲して来ました。日本人は、この事実を知らなければなりません。
タブー視されてきた「中国の核」
日本では、広島・長崎への配慮から、「核の脅威」そのものが、長い間、封印されてきました。日本の核保有はもちろんのこと、核の脅威にさらされているという現実を見つめることさえも、タブーとされてきました。
しかし、「見たい現実しか見ない」という人たちばかりでは、この国を守ることはできません。現実に日本の都市を狙っている核ミサイルの存在が明らかになった今、私たちは目の前の現実を直視する必要に迫られていると思います。
核を抑止できるものは核
どんどん増え続ける中国の原発
国内では反原発運動が”異常な”盛り上がりを見せていますが、お隣の中国では加速度的に原発増設が進んでいる事実は、あまり知られていません。
中国で現在稼働中の原子力発電所は15基ですが、実に2035年までには230基の原発建設が予定されているのです。
核開発技術と原発は、密接な関連があります。エネルギー需要が増え続ける中、使用済燃料を核兵器の材料に使える原発は、中国にとってまさに「一石二鳥」の発電システムでもあるのです。
しかし、昨年起きた中国の新幹線事故を見ても分かるように、中国の原発の安全性には大きな疑問符がつきます。
国内の原発廃止を求める活動家は、技術的に世界で最も信頼性の高い日本の原発の廃止を叫ぶよりも、技術力の劣るお隣の中国の危険な原発建設ラッシュに抗議行動をするべきでしょう。
今回の遠隔透視によって、中国の核基地が発見されたことで、日本は中国の核の脅威を「リアルな危機」として受け止め、日米同盟を強化することの意義を、さらに自覚すべきだと思います。アメリカ海兵隊の輸送機オスプレイへの反対運動などやっている場合ではないということですね。
現時点では「核を抑止できるものは核」なんです。核を持たない日本は、アメリカとの同盟を絶対に切ってはいけません。
そして、本気で「中国の核」から国を守るためには、日本も核保有の検討を始めるべきです。少なくとも、その議論を始めるぐらいの危機感を持たなければいけない時に来ています。
来たるべき有事への備えを
尖閣問題に加えて近い将来、日本はさらに大きな試練に直面すると言われています。それが中国による「台湾の軍事的統一」です。
台湾統一に伴う軍事衝突の際には、在日米軍が出動して、台湾を軍事支援することになっています。しかし中国は必ず「核」で日本を恫喝し、日米安保条約の破棄か、日本への核攻撃かの二者択一を迫り、日米の分断を図ろうとするでしょう。
日本は、これらの試練に持ちこたえ、国家の主権と独立を維持しなくてはなりません。そのためには、今から「中国の核」への備えが必要なのです。
現在、日本国内で行われている「反原発デモ」や「米軍基地反対運動」は、裏で中国が糸を引いていると言われています。
つまり左翼活動家によるこれらの運動は、日本に対して将来の核武装の道を断ち、米軍をアジアから引かせようとする、中国の戦略の一環と考えてもいいでしょう。このままでは日本は、最後は「核兵器」で脅されて、中国に無血開城されてしまいかねません。
このような情勢の下、日本国内でも心ある人々が、「自分の国は自分で守ろう」という声を上げ始めています。幸福実現党は、このような良識ある国民の受け皿になるべく、頑張ってまいりたいと思っています。
上記インタビューはハピカム創刊号に掲載されました。