私たちが目指す国づくりは、国民一人ひとりが、今日より明日、明日よりも未来がよくなったと実感できる日本にすることです。この国に生まれて、この時代に生まれて本当によかった──そんな日本人であふれる国を目指しています。
まず、この国をもっと豊かにしたいのです。平成の30年間、日本はほとんど経済成長しませんでした。各国が成長を続けるなか、このままでは日本はたちまち先進国から没落しかねない状況です。
政府は「全世代型社会保障」の実現を目指していますが、その先に待ち受けているのは“子守国家”の出現です。際限なく消費税を上げ、政府は肥大化していく一方です。
私たちは、「安い税金と小さな政府」を掲げます。しっかり経済が成長すれば、国の財政も黒字にできます。豊かな人から国家が強制的に取り上げた所得を政治が再分配する「社会主義」的発想は、必ず行き詰まります。自由からの繁栄を目指し、規制緩和や未来投資で国富を増やし、所得を増やし、世界に豊かさを広げたいのです。
また、私たちはこの国をもっと強くしたいのです。
中国の覇権主義は、アジアや世界の脅威となっています。台湾へ武力行使も辞さない姿勢をとるなか、日本は台湾を再び、見捨てるのでしょうか。香港の「一国二制度」が破られても見て見ぬふりをし、また、ウイグルやチベット、内モンゴルなどの自治区で行われる激しい人権侵害や宗教弾圧にも、中国の顔色を窺い、手を差し伸べることすらしない政府の姿勢は、あまりにも冷淡ではないでしょうか。
現代日本に生まれた私たちの使命は、日本の誇りを取り戻し、「自分の国は自分で守る」、国家として当たり前の姿を取り戻すことです。憲法を改正し、同盟国であるアメリカをはじめとする友好国と協力し、中国の覇権主義を押しとどめなければ、日本に未来はありません。「自由・民主・信仰」を政治の基本原則とし、国内外の独裁と専制を排除すべく努力していこうではありませんか。
私たちは、人間は限りなく尊い存在だと考えています。お一人おひとりの幸福な人生の基盤となる社会を実現するために、日本に精神的主柱がどうしても必要です。
国に頼り切るのではなく、人のお役に立つ喜びと生きがいを──。
悪を増長させるのではなく、地球的正義で平和と秩序を──。
お一人おひとりの幸福を実現するために、お役に立ちたい一心です。
幸福実現党 党首 釈量子